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JEFFERSON AIRPLANE

評価:51件のレビュー

在庫なし

82876616422(BMG) 【04年発売CD】

ボーナス・トラック5曲。

新品・中古ともに在庫ございません。

カケレコ・レビュー

ベトナム戦争の泥沼化等の厳しい社会情勢を反映した政治的メッセージ性の強い作品、彼らの60年代最後のアルバムとなった69年作

60年代後期、アメリカはサンフランシスコを拠点として、その華やかな花粉を世界中に撒き散らしたフラワー・サイケデリック・ムーヴメント。その渦中にあってシーンを牽引した中心的存在だったのが、彼らJEFFERSON AIRPLANE。今作品では、以前からの抽象的な概念としての「LOVE & PIECE」に終止しない、ベトナム戦争の泥沼化等の厳しい社会情勢を反映した、政治的メッセージの強い作品となった、彼らの60年代最後のアルバムです。「私達はアメリカの志願兵だ」と革命を唱える「HEY FREDRICK」でピアノを弾いているのは、Nicky Hopkins。「THE FARM」でスティール・ギターを弾くのは Jerry Garcia。「Turn My Life Down」でオルガンを弾くのは、Steven Stills。「Wooden Ships」はDavid Crosby、Steve Sills等との共作といった具合に、サウンド面においても非常に多面的な主張で溢れています。 この後、彼らもウッドストック・フェスティバルへと参加しました。

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レビュー一覧

評価:5ヨーマのヘビーギターを聴くならこれ(3 拍手)

レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る

この「ヴォランティアーズ」は、正規軍に対する義勇軍、ゲリラの意味で社会奉仕しようということではありません。米国は移民にしろ、開拓、採鉱にしろヴォランタリズムで建国したようなものですから左翼的かつ根源的な呼びかけという意味になります。ジェファーソン・エアプレーンの60年代の魅力は、ブルーグラス大好きなマーティ・ベイリン、ポール・カントナーのつくる曲をヨーマ・コーコネンの歪んだギターが切り裂き、ジャック・キャサディがうねりを加えるところだと思っています。メンバーの趣味の違いを統合させるのではなくて、争わせるような曲が多くて牧歌的かつ暴力的なイメージを生んでいます。

彼らのコーラスも決めきるところがなく、あえてバラバラ。そこに自由さと広がりを感じます。でもクオリティが一段抜けるのがグレース・スリックがリード・ボーカルをとる曲。4. Hey Fredrick や 7. Eskimo Blue Day は長いのに見事な緊張感で何度も繰り返したくなります。フェアポート・コンヴェンションのような透明感とジャニス・ジョプリンのようなアジテーションが両立しているのが彼女の個性。このアルバム後、彼女の色にバンドが収斂していくのがわかろうと言うものです。

ライブの12. Somebody to Love は、冒頭部をカットしていきなりサビが来ます。これはこれで良いのですが、オリジナル・ヴァージョンが恋しくなりました。それと9. Meadowlands は、ロシア赤軍の歌だということです。わが国では仲雅美が歌ってヒットしてました。

ナイスレビューですね!

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