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今なお現役で活躍するアルト・サックス奏者、Marion Brownが活動初期の66年にESPレーベルに残した傑作。いわゆる初期ESPから想起するアヴァンギャルドでフリーな演奏が際立った作風ではなく、Marionの繊細で叙情性に溢れたアルトサックスに象徴的な瑞々しいジャズ・アンサンブルを楽しめる作品。メンバー全員が突っ走るこれぞフリー・ジャズなタイトル曲M3においても、抑揚の効いたMarionのアルトを筆頭に、緊迫感を持続したままで決して破綻することのない至極のアンサンブルを聴かせてくれます。Marionの繊細なアルト、のちにBobby HutchersonやMax Roachのグループに参加するStanley Cowellのリリカルなピアノ共々、神々しいまでの名演。
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レビュアー:kumaさん レビューをすべて見る
espのアルバムの中で、このアルバムはespのフリーにしては、まともすぎるという酷評があるが、このアルバムの静かな変化が好きだ。CDが量産されている時代、最近はプログレの組曲でも途中で再生を停止して別のアルバムをプレイヤーに入れたりしているが、我々も音楽を聞き続けるなら多様な戦略を強いるべきだ。様々な音楽をランダムに聞くことで飽きずに盤あさりをしている。