はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン
新品・中古ともに在庫ございません。
フィンランドのグループ、73年作4th。オルガン、シンセ、ピアノを中心とした叙情性溢れるアンサンブルとビートルズ的とも言えるポップなメロディーが印象的。ただ、歌心だけでなく、アレンジ、演奏もこのバンドの聴き所。ハットフィールドの1stを想わすような淡いジャズ・ロック、クラシック・ロック、テンション溢れるハード・ロックなどを巧みに織り交ぜた起伏に富んだ構成が秀逸。本作は各曲が切れ目無く続くトータル・アルバムになっており、アレンジの素晴らしさが際立っています。名作。
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
一聴してジャズとバロックとロックンロールが融合した、洗練された音です。ロングプレイ通してテーマがつながっているようで、曲が切れ目なく続いていく様子は、ハットフィールドに似ています。…が、彼らが参考にしたのはソフト・マシーンではないのかと思います。管楽器の使い方からそう感じました。ウィグワムは69年結成のフィンランド古参のバンドです。最初期はビート・ポップから出発しています。メンバーは英国人ひとりに、フィンランド人3人の構成です。主に鍵盤のユッカ・グスタフスンが曲を書いています。テーマの内容を明らかにしたかったのですが、半分はフィンランド語であることと、歌詞がたくさんあることからあきらめました。ただ、カバーアートになっている人類は女性で、母です。
これが、とても脳に優しい音楽で癒されるのですよ。刺激的なフレーズはあまり出てこず、デイブ・ステュアート氏に似たオルガン、テクニカルなペッカ氏のベースがスリルを感じさせます。彼らが知的集団であることは明らか。でもリスナーを啓蒙してやろうとか野心はありません。肩肘はらず聴ける柔らかさが良いです。2024.06.06