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790円 (税込869円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
ギターが再び多用されるようになり、前作「サンド」より一層洗練されたシンタックスが印象的な、89年の作品。ホールズワース自身も自賛する、名実共に代表作の一つ。名手、ヴィニー・カリウタ(dr)が参加
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レビュアー:abjohnさん レビューをすべて見る
アラン・ホールズワースの1989年の作品です。問題作「Sand」で大胆にシンタックスを導入したために、UKやブラフォードあたりのプレイを聴いてホールズワースのファンになった人間にとって、「これからはギターを弾いてくれないのでは?」とやや敬遠気味になりつつあった状況があったのは否めない事実です。そんな(?)熱いファンの声が聞こえたのかどうかは別にして、この「Secrets」ではやや原点回帰した感がします。メンバーはジミー・ジョンソン(ベース)とヴィニー・カリウタ(ドラム)を基本に、スティーヴ・ハント、チャド・ワッカーマン、アラン・パスクァなどの名前が見られます。
1曲目の「City Nights」では、IOUの頃を思わせるような超絶ソロが聴かれ、昔から追いかけているファンもひと安心という感じです。曲も大変美しく、いわば名曲の予感が漂います。2曲目の「Secrets」ではホールズワースの作品としては初めて女性ボーカルを導入していますが、これも曲調とマッチしていて十分な納得感です。ここでは例のシンタックスを弾いていますが、「Sand」で感じられた違和感はさほど感じません。結局、全8曲中、シンタックスを使用しているのはこの曲を含めて3曲で、本来のギターとのバランスとしては、これくらいが適度なのではと感じます。
このアルバムはなぜか地味な存在ですが、谷間に咲いた一輪の花という感じで、大変美しい作品だと思います。ファンならずとも、テクニカル系ギタリストが好きな人にとってはマストアイテム。"