カケハシ・レコード

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A RAINBOW IN CURVED AIR

TERRY RILEY

評価:31件のレビュー

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MK7315(CBS

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カケレコ・レビュー

ロック・シーンに多大な影響を与えたミニマル・ミュージック/現代音楽家、エクスペリメンタル/電子サイケの超重要作、71年発表

ロック・シーンに多大な影響を及ぼした、米国カリフォルニアのミニマル・ミュージック/現代音楽家。本作は彼の代表作のひとつにして、エクスペリメンタル/電子サイケの重要作として知られる71年作。テープ・ループ・システムから奏でられる、目眩を呼び起こすマジカルでカラフルな恍惚。エクスペリメンタル・サイケの一つの到達点。

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評価:3あたかも「進化論」を音楽でやるような(2 拍手)

レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る

カーブド・エアのバンド名は、ここからとられています。B面曲からとった「ファントムバンド」というバンド名もありました。カンのヤキ・リーベツァイトがつくったバンドでした。それどころがフーの「ババ・オ’ライリー」というのはテリー・ライリーのことでロックと大変親和性のある現代音楽と思います。68年前作の「インC」は、アクースティック楽器を中心としたループ音楽でした。この盤では、電子オルガンを録音したテープループに、即興のこれまたオルガンが乗る、という未来的な音楽になっています。映画版の「ナウシカ」を最初に観た時、音楽を、まんまテリー・ライリーだと思いました。

さて、この偉大なる現代音楽を、どう聴くか、です。瞑想とかサイケとか直截的にイメージするのは、わが国ジャーナリズムの悪い癖です。スティーブ・ライヒの音楽と同様、ライリーの音楽は繰り返しながらフェイズしていきます。フェイズ、というのはゆっくり変化している、の意味です。クラシック音楽にある物語性を排除して、人の感覚を次のステージに持っていこうとしていた。…のではないか、と。現代音楽が無調不協和を追究するなら、ライリーは別の、言わば快楽原則で音楽を演奏したらどうなるか実験していた気がします。

ただ、資料として持っていればよいかな、とも思います。わたしも長らく聴いてはいません。2024.07.21

ナイスレビューですね!

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