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カケレコ・レビュー
73年12月ハリウッドでのステージを中心にした傑作ライヴ・アルバム、観客との生々しいやり取りは必聴！
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レビュー一覧
楽しくて、さらにあきれる演奏力（2 拍手）
レビュアー：たすけさん レビューをすべて見る
本日は、数あるザッパのライブでも最高ランク評価のこれをご紹介しましょうか。最初に申し上げておくと、現在ザッパ諸作は生前のリリースが上書きされている途中で、このライブ作もCD7枚組が出ています。この時期の特徴は、ラルフ・ハムフリーとチェスター・トムプスンの二人ドラマー体制に、ルース・アンダーウッドまで揃っていることです。すさまじい打楽器攻勢なのです。加えてナポレオン・マーフィー・ブロックが見事な声とサックスを聴かせます。キーボードはジョージ・デュークです。ロキシーは、大きくないハコだったらしく、オーディエンスとのやり取りが聴け、またザッパがよく観客を笑わせています。最後に観客をステージに上げてみんなで踊るパートもあったらしいですね。（ジャケットになっているのがその時の様子でしょう）
すさまじいのが5曲目から6曲目にかけての打楽器。演奏とエンターテインメントを両方満足させているライブで、「チープニス」以降は、まるで怪物ドラマをステージで再現しているようです。
自分の寿命とザッパ諸作を聴くことを天秤にかけて、去年の今頃からザッパのCDを買い込みはじめました。やっと30セットを越えたあたりで、全体の1/4です。でもチャレンジを始めてよかったと思っています。2022.10.14