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1090円 (税込1199円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
ケースツメ跡あり
ギリシアを代表する名作、73年の唯一作。バロック調のオルガン、端正なタッチのクラシカルなピアノ、アグレッシヴなキーボード、エッジの立ったエキセントリックなギター、手数多くアグレッシヴに疾走するドラム、静と動のパートの鮮やかな対比。これぞまさにプログレ。イタリアン・ロックを想わせる、性急さと畳み掛けるようなテンションも魅力。曲間なく全体がつながったコンセプト作で、静と動を自在に操る演奏力と、30分以上を一気に聴かせる構成力も見事です。
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レビュアー:waterbearerさん レビューをすべて見る
某M社により発掘されたと言ってよい唯一作。ギリシャのプログレは個人的に馴染みがないし、あの国はやはりVANGELISの国というイメージがある。
音的にはドカスカドラム、熱いギター、情熱のVoが近隣国、イタリアのプログレ風味を感じる。これだけでも聴く価値はある。華麗なピアノはPFMっぽさを感じつつ、M4のミュート気味のギターはジャズの風味。オルガンはK.エマーソンからの影響を受けたのが露骨にわかるのが素直でよろしい。ワイのハートをキャッチしたのはM1のオープニング、わざとチューニングをずらしたシンセ、そこに和太鼓風ドラムが絡むところ。これで名盤確定だ。至るところでモノマネ感がないわけではないが、自分たちのものに消化している印象がある。十分に楽曲のオリジナリティは感じるし、そもそもの作曲力はなかなかじゃない?
クラシカルな要素、ジャズ的要素をふんだんに盛り込んだ・・・これってプログレがプログレたる基本要素だったはず。それを思い出させてくれる一枚と言ったら言い過ぎ?おすすめ。