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590円 (税込649円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
VERTIGOレーベル発のブリティッシュ・ロックを代表するグループの70年唯一作。KEEFの手によるジャケットアートがよく知られているその内容は、特徴的なハスキー・ボイスの持ち主であるフィンランド出身のLinda Hoyleをフューチャーしたジャズ・ロック寄りのブリティッシュ・ロックであり、ハモンド・オルガンの渋い弾き倒しを中心に英国然としたアンサンブルを聴かせます。また、バンド以外にもLED ZEPPELINのJohn Paul Jonesによりアレンジされたブラス・セクションのダイナミックな響きが大きくその存在感を示す楽曲など、当時のブリティッシュ・ロックならではのアプローチが素晴らしい傑作と言えるでしょう。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
あまりに有名な作品ゆえ風味が薄れてしまいましたが、かつては60年代〜70年の英国アンダーグラウンドを象徴する作品でした。この頃は、イエスやピンク・フロイドさえもマイナーで趣味的なグループでしたし、ブルーズやジャズ、サイケ、ヘビーロックが混沌としていました。アフィニティーはオルガン主体の英国ジャズを演奏するいぶし銀のようなグループだったと思います。そこへ、ジャズを基礎とした歌唱力のある、リンダ・ホイルが加入したことからこの逸品が完成しました。手堅い演奏、奔放なホイルのボーカルの魅力に勝るのは、英国特有の空気であると思います。スリーブの不思議なアートワークを「音」で表現しています。
自分はこの作品こそが英国アングラへの入り口となりました。プログレッシブ、ハードロック、ジャズロックというジャンル分けにこだわらなくなったのは、この一枚のおかげです。1曲目の重いブラスとあか抜けないリズムを聞くと冬の日本海を思い出してしまいます。