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URIAH HEEPといえば、「対自核」(邦題)と云われる程の代表作!サウンド的には前作「Salisbury」と次作の中間といった所なのですが、バンドのサウンドが成長し、完成度の高いアルバムになっています。また、ミック・ボックスのギターが活躍しており、このアルバムがブリティシュ・ハードロックの名盤として語られる事が多いことも頷けるサウンドになっています。まだ、少々荒削りなサウンドですが、勢いのあるサウンドで、バンドとしての勢いも感じられる仕上がり。冒頭に収録されたアルバム・タイトル曲「Look At Yourself(対自核)」は、名実ともにユーライア・ヒープの代表曲であり、70年代ブリティッシュ・ハード・ロックの名曲のひとつ。楽曲の全編を重厚なオルガンが覆っていますが、決してそれだけが浮き上がることなく、全体としてアグレッシヴなロック・ミュージックを構成する様が見事。間奏部のエキゾチックなメロディや要所要所で聴かれる印象的なコーラスも独特の雰囲気を醸しています。終盤ではOsibisaのメンバーによるパーカッションの客演を得て、さらに魅力的な演奏が展開。決して「軽快」とは言い難いが、興奮を誘うような独特の疾走感が痛快!
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
ケン・ヘンズレーが亡くなられたそうで、お疲れさまでしたと言いたいです。あなたが作ったのはオルガン・ハードという独自のジャンルで、これは不安定なバンド・アンサンブルを安定させる見事な方法でした。ヘンズレーは、リードボーカルもギターも出来る珍しい鍵盤奏者で、ヒープ結成のアイデアは、ほとんど彼のものです。ドラマチックで脅迫的な曲が支配的な「ルック・アット・ユアセルフ」は、ヒープのモノリスです。
わたしが最も好きなのが「アイ・ウォナ・ビー・フリー」。ベタなハード曲でありますが、ヒープの明るさを象徴しています。バンドやってたら演奏したい曲です。裏で歌っているのはヘンズレー様ですね。ギターソロもヘンズレー様でしょうよ。
表題曲のオシビサ、「七月の朝」のマンフレッド・マン、いずれも見事な助っ人ぶりです。ヘンズレーの弱点は、自分だけで何でも出来過ぎる余り、事故中毒してしまうところで、悪い言い方ではマンネリ。このあとマーク・クラーク、ゲイリー・セインと出会って持ち直すのですが、この二人と別れてからは本当にマンネリになりました。
旧A面の3曲が有名ながら、B面に行ってもだれません。「シャドウズ・オブ・グリーフ」も「ラブ・マシーン」もヒープを代表できるハード曲です。なんでこのハードさが続かなかったんでしょう。ここだけ聴けばサバスにもパープルにも負けてないんだけどな…。