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TOCP70358(EMIミュージック・ジャパン) 【08年発売CD】
廃盤、紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック3曲、定価2476+税。
2690円 (税込2959円)
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
盤に若干曇りあり
74年作の1st。後のモダン・ポップとは異なり、本作で聴かれるのは、グラム・ロック・ムーヴメント直撃のサウンド。ビル・ネルソンの荒れ狂うギターとポップなメロディーが秀逸な逸品。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
ジャケ裏に「芸術は気晴らしでなくて聖なるもの」という意味のコクトーの一節が書かれているデビュー盤。74年に出たと思えないほど新しい感覚のポップ・ミュージックで、今聴き直すと軽くめまいがするほどです。ビル・ネルソンが作曲、演奏で天才的なものを持っていたのは明らか。80年代に何食わぬ顔でニュー・ウェーブに溶け込んでいたのは、70年代アーティストでこの人くらいでした。セカンド以降よりネルソンのソロ活動に近く、ネルソン研究家にとっては格好の材料となりそうな楽集です。
ブルーズの影響をみじんも感じさせないのが彼のギターです。リフの類をほとんど弾きません。ワン・フレーズ歌うやいなや、流れるようなソロという展開です。このスタイルはブリティッシュ・ロックでは珍しいものだと思うんです。ブルーズ・フレーズこそ無縁なものの、BBキングのスタイルあたりから来ているのかもしれません。メロディもルーツを感じさせない不思議な明るさを持っています。近いのはブロードウェイ・ミュージカルでしょうか。
グラム・ロックとしても聴けるし、ハードロックとして聴いても違和感ないし、ビートルズ直系のビート音楽と言われても通用します。不思議な立ち位置にいる人です。2024.10.17