カケハシ・レコード

はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン

詩人タリエシンの世界

ディープ・パープル

在庫あり : 土曜・日曜は発送休み。翌営業日発送いたします。

VICP64303 【08年発売CD】

廃盤、紙ジャケット仕様、K2HDマスタリング、定価2400+税。

1990円 (税込2189円)

帯【有】 解説【有】

盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め

状態: | 良好 | 並 | 不良 |

カートに追加

カケレコ・レビュー

68年2nd、『イン・ロック』『マシン・ヘッド』へと続く栄光のバンド史において、もっともっと語られるべき確かな一歩

前作から一気にハード・ロック色が増した68年作の2nd。タイトかつ手数多いハード・ドライビングなドラム、グルーヴィーに動き回るベース、切れ味鋭く歪んだリズム・ギターが一体となって聞き手を飲み込むリズムのなんと強靭なこと!ここぞではベースがトーンを歪ませてハイ・ポジションで暴走して、まるでメタリカか!というぐらいのヘヴィ・メタリックなテンション!これが68年!?タメが効きつつも前のめりでエッジのあるギター・ソロはリッチー・ブラックモアの記名性たっぷりだし、ジョン・ロードのオルガンも、R&Bのグルーヴ、クラシックの端正さ、ロックのダイナミズムが一体となっていて、R&B〜ブルース〜ジャズに根ざした「オルガン・ロック」勢とは異なる個性を感じます。『イン・ロック』の前の初期3作品は、「アート・ロック」の作品と称されていますが、いやはやこのアグレッシヴさとヘヴィネスはまさに「パープル」。ドアーズのジム・モリソンを英国らしくジェントルにしたようなロッド・エヴァンスの歌唱、ギターのフィードバック音やぐるぐると渦を巻くオルガンのエコーなど、この時代ならではの空気感もいい塩梅。時間的な制約でカヴァー曲も含まれていますが、ビートルズの「We Can Work It Out」をはじめ、大胆なポップ・ソングのカヴァーにクラシックのパロディ的導入を組み合わせたり、気鋭な才能が溢れまくっています。『マシン・ヘッド』の1万分の1ぐらいしか聴かれてないだろうけど、『イン・ロック』〜『マシン・ヘッド』へと続く、栄光のバンド史における、もっともっと語られるべき確かな一歩。サイケからプログレ〜ハード・ロックへの過渡期である68年の作品の中でも光り輝く名作です。

他のお客様の同時購入CD

YouTube動画

レビューの投稿

他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。

レビューは登録ユーザーのみ記入できます。

新規登録

ログイン

レビュー一覧

まだレビューはありません。

関連カテゴリ