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690円 (税込759円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
ケースにヒビあり
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
10CCと言えば、「オリジナル・サウンドトラック」か「びっくり電話」でしょう。でもこれはバンドの全体が見えた今だから言える話。驚くべきことに70年代に10CCを聴く人は稀で、マニア扱いされていました。「びっくり電話」を持っているというと相当珍しがられたはずです。彼らがわが国でポピュラーになったのは、この「愛ゆえに」(ひでー、邦題だ、これ。)と次の「ブラッディ・ツーリスト」からです。スチュワートとグールドマンの二人体制になったことは、当時あまり話題になっていませんでした。
この二人だからメロウで売れ線なのかと問われれば、かなり違います。ストレンジなポップと実験精神のところは微動だにしていません。しかし、私がこの盤を推す理由は「フィール・ザ・ベネフィット」という大曲にあります。
このイントロ、誰が聴いても「ディア・プルーデンス」だって判ります。まるで魂の燃え尽きようとしている人が人生の最後を慈しむかのような…最高のバラードであります。わたしはこの曲まで来ると、子どもの頃の紅白歌合戦の大団円を思い出してしまうんですよ。要するに二人はこの曲を10CCの大団円として作っていて、「アイム・ノット・イン・ラブ」のコーラスまで出てきます。次はカリブ海音楽に行くぜ、という予告パートまであります。そして最高のギター・ソロ。とろけそうだあ。