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英国ハード・ロックの伝説的グループ、大ヒット曲「ハッシュ」を収録した68年デビュー作。リッチー・ブラックモアによる切れ味鋭いギター、ジョン・ロードの豊潤なオルガンをフィーチャーし、米国VANILLA FUDGEと並んで「アート・ロック」的サウンドを切り開いていった一枚。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
ビンテージなオルガンが好き放題に弾きまくる欧州歌謡曲。一聴してジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスやクリームから強い影響を受けていることが明らかです。ただ、オルガンにせよギターにせよ、どろどろの即興になることはなく、わかりやすいフレーズに徹しているので、ユーザーが置いて行かれることはありません。面白いのがどの曲も長大なイントロがついていて、なかなか本題に切り込まないところ。自作曲よりも他人曲のほうが、シンプルに演奏されている分聴きやすいです。
ジョン・ロードにせよ、ブラックモアにせよ、さまざまなビート・バンドを渡り歩いてきて、すごくフラストレーションを抱えていたと思うんですよ。トラッドもクラシックも精通している俺たちなのに、なんでビート・バンドなんだ、という…。これだけフレーズの引き出しがあるんだ、というアピールだらけです。また二人の好き放題を可能にしたのがイアン・ペイス。この人は本当に上手なドラマーだと思います。
まだオリジナリティというところでは今いちです。業界への殴り込みをやるんだ、という意気込みだけで聴かせます。わたしはマーク・ワンの音が意外に好きで、聴き始めると何回かリピートしてしまいます。