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フリートウッド・マック、サヴォイ・ブラウンと並び英ブルース・ロックを代表するグループ、記念すべきデビュー作。リーダーStan Webbによる攻撃的に切り込むギター、Andy Silvesterのグルーヴィーなベース、そして紅一点Christine Perfectによる芳醇かつ繊細さの残るヴォーカルやピアノが織り成す、哀愁に満ちたブルース・サウンドは絶品。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
英国ブルーズロックのスリーブ・デザインは、人を食った不気味なものが多いです。チキン・シャックのファーストも同様でしょう。こんな缶詰を開けたくありません。(ブルー・ホライズン時代が全曲三枚組に収録されたので、このCDを求めるとしたらスリーブ・デザイン目当てということになります。)チキン・シャックのいちばんの特徴はスタン・ウェッブのどこか人を食った曲づくりとギター・プレイにあります。ポール・コゾフと対極でサステインをほとんど使わないので、ひどくぶっきらぼうに感じるギター。しかし、エッジが鋭く三大バンドでは最もハードロックのファンにアピールしそうです。また、クリスティン・パーフェクトというバランスをとる歌い手、ピアニストがいるので、彼の走りまくりにはなりません。クリスティンのピアノは独特で、とても知性を感じます。
エキセントリックな曲も多い中で5. King Of The World は、「Dazed And Confused」に対比できるような重い曲でカッコいいです。8. Webbed Feet、10. What You Did Last Night ではリバーブを効かせたアグレッシブなウェッブのギターを堪能できます。クリスティンの歌声を聞くとしたら9. You Ain\\\\\\''t No Good 。別れを告げた男に投げつける捨てゼリフを乾いた声で歌っています。
このあと、クリスティンは二枚で抜けますし、リズムを担当するふたりもサヴォイ・ブラウンに加入してしまいます。ウェッブひとりでチキン・シャックは存続していくわけですが、サヴォイのキム・シモンズと同様、この息の長いタフさに頭が下がります。