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UNOとCITTA FRONTALEに分裂したOSANNNAが再結成し、78年にリリースした5thアルバム。UNOからNOVAへと続いたジャズ・ロック・サウンドにイタリア的な詩情を織り込んだ作品。名作「PALEPOLI」を期待すると最初は戸惑いますが、先入観無しに聴くとその音楽性の高さはかなりのもの。緊張感溢れる演奏で畳み掛ける楽曲、叙情的なジャズ・バラードなど、緩急自在の楽曲の完成度はもちろん、それらを巧みなバランスで配した起伏に富んだ構成も見事。
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レビュアー:Zedさん レビューをすべて見る
OSANNAは「パレポリ」「ミラノ・カリブロ9」の2作品に人気がある。
しかしこのアルバムは先の2作品にはない、南イタリアの空気と音楽が詰まっている。
イタリア・ファンはもとより、音楽ファンにも聴いてもらいたい作品。
捨て曲なし、テクを押し出すところもあるが音楽的な難易さはなし、ベテランの余裕さえ感じる演奏、清涼感さえ漂う良質なナポリ・ロック。
音質も過去の作品より向上している。
この作品がリリースされた当時、プログは世界的に衰退を始めている。
その時期OSANNAは、この作品で難しい芸術的な作品を残そうと思ったのではなく、ナポリのサウンドをロックで届けようとしたのでは。
裏ジャケのアー写は、OSANNA特有の顔メイクもなく素顔。そこにこのアルバムの制作決意が感じられる。
(つまりこの作品には混沌としたプログは存在しない)
ナポリ・ロックを聴くにはこの作品から。
昔から自分はそう思っている。