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レビュアー:waterbearerさん レビューをすべて見る
90125以前のYES,最終章。DsがA.ホワイトになってからロックの躍動感が増し、R.ウェイクマンが出戻った「Going For The One」あたりからバンドとしてのまとまりが出てきたなと思ったら、主要な2人がBUGGLESと入れ替わった。
KeyのG.ダウンズは、YES歴代のKey奏者の中でも一番一台一台の特性を知っていて、かつ音色カラフルなアルバムは他にはないと思う。特にポリシンセそしてサンプリングキーボードの先駆けであるフェアライトの大胆な導入、これらとオルガンのレトロな音色との組み合わせは豪華な印象すらある。
T.ホーンのVoもJ.アンダーソンの物真似と言われたかもしれないが、いやいやどこか朴訥としていて、時折張り上げる感じは前任とは異なる魅力がある。
『Machine Messiah』ではクリスがリードをとるパートもあるし、S.ハウのギターはこれまで以上にヘヴィーな音を出すところもありながら、しっかりアコギやスティールギターを聴かせてくれる曲もある。これまでのYESの魅力も十分に発揮しているどころか、より磨きがかかったテクニックを披露していると思う。
この面子で唯一のアルバム、かつプログレ期最後のアルバムとなったが、個人的にはYES最高傑作なのではないかと思う。