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1090円 (税込1199円)
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
帯に軽微な圧痕あり
990円 (税込1089円)
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
スウェーデン出身プログレッシヴ・ロック、93年デビュー作。90年代以降の北欧プログレを代表するグループであり、中期KING CRIMSONの影響を現代的なヘヴィネスと融合しています。メカニカルにリフをユニゾンするギター、ベース、ドラムによるヘヴィ・サウンドと、悲愴感を漂わせるメロトロンとチェロの旋律が溶け合う凶暴でありながら、アコースティックな質感も残したアンサンブル。憂いを含んだヴォーカルも魅力的。静と動の対比が鮮やかな楽曲構成も素晴らしくクリムゾン・フォロワーとしてのみならず、現在の北欧プログレ・シーンに大きな影響を与えたアルバムです。
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レビュアー:KCさん レビューをすべて見る
人によってはこの1stを最高傑作とする人もいるでしょう。
クリムゾンのヘヴィネスからの影響、そして北欧独特の土臭さが最も色濃く出ているのがこの1stだと思います。
お気に入りは2曲目、邦題『ジジィと海』
ただ、好評のボーナストラック『sad rain』は個人的には好きではないです。
このボーナスは、もろ初期クリムゾンという感じです。あまりにそれを狙いすぎているのか、少々臭すぎます。何というか、悪い意味で彼ららしくない一曲です。
まぁ、だからこそボーナスなんでしょうが
レビュアー:purebluesさん レビューをすべて見る
高校時代、もう20年以上前になるが、友人のAくんが言った。
「プログレッシヴ・ロックはもう死んでいる。あれは70年代において『進歩的』出会ったバンドのみに与えられた称号だ」と。
彼はこのバンドを聴いただろうか。
もしかしたら「こんなもの、70年代のバンドの焼き直しに過ぎない」と言うかもしれない。
だが、このバンドの登場がシーンに与えた衝撃の大きさ、後の活躍は、彼らがただの「焼き直し」だけではなかったことを証明している。
全体にそこはかとなく漂う哀愁というか、北欧的空気感とクリムゾン的なインテンスの融合は今までなかったものであり、
多くにファンが待ち望んでいたものだったのではないか。
とはいえ、この1stの時点ではまだ「クリムゾンフォロワー」だった。
世間がこのバンドの底力を知るようになるのは、2ndの登場まで待つことになる。
レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
「カレリア」を聴いたときの衝撃と言ったら…。プログレというジャンルはもう終わったと思っていました。どんなバンドでも、結局はクリムゾン、ジェネシス、イエス、ELPのどれかに類型化出来てしまう。せいぜいタンジェリン・ドリームの亜流か、ルネサンスの亜流。プログレに新しいワザはないのか、と思い込んでいたところに、この音です。クリムゾンよりクリムゾンで、しかもインスト。この巨大なベース音にチェロ、暴れまくるドラムズで、メロトロンの泣きが入る。まさに格好良いロックです。
アネクドテンの弱点は明らかで、歌えるボーカリストがいないことです。しかし、それを補って余りある演奏の見事さと暗さ。カバーアートも、ブラック・サバスのぱくりなのですけれど、見事なものです。このあと、英国でポーキュパイン・トゥリーがオーバーグラウンドに浮上しますが、トゥールやリバーサイドの「暗鬱系」の起源は彼らだと思います。
演奏は熱いですが、彼らの伝える世界観は悲しみに満ちた冷たいものです。冬にこれを聴くと部屋と心が冷え切ります。エイドリアン・ブリューの加入に怒りを感じていたクリムゾン・ファンは、一気に留飲が下がった気持ちがしました。わたしのことです。