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ハード・クラシカルなオルガンを中心にしたスモーキーなジャーマン・ロックを聴かせるドイツのグループの71年作。バッハの「フーガ」を取り入れた楽曲を初めとして、チャーチ・オルガンのごときエコーを効かせたハモンド・オルガンの様式美で聴かせるクラシカルなセクションと、ラウドで荒削りなギターが勢い任せに引っ張るサイケデリック・ハードなセクションに分かれた楽曲は非常にスリリングな表情を見せ、その節操の無いサウンドがとても魅力的です。ジャーマン・ロックらしい実験色も覗かせるなど、個性的でマニアックな好作です。
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レビュアー:yes_90125さん レビューをすべて見る
71年に発売されたドイツ発オルガン・ロック作品。
キーボードを中心に、ギター、ベース、ドラムスの4人編成で、バッハの「フーガ」をモチーフとした15分超えの1曲目から熱い演奏を聴かせている。
各メンバーのソロ・パートも用意されており、クラシカル志向が強いキーボードとハードなギターの相性が意外に良く、リズム隊も安定している。
4曲目はジャズ・ロック風味があり、5曲目のタイトル曲は唯一のヴォーカル曲。
メンバーそれぞれの好みが反映されているのかもしれないが、曲ごとのバラつきはあるものの、全体的なまとまりは悪くない。
70年代初頭のリリースなので古さは感じるものの、一気に最後まで聴かせるだけの魅力を持っており、聴き終わってみれば如何にもジャーマン・ロックという作品。
ラストのボーナス・トラックは1972年のライブ録音のようで、メンバーの実力を窺い知ることが出来る1曲♪
レビュアー:普段はメタルさん レビューをすべて見る
混乱さで、70年初頭の熱さみたいなものを感じます。BACHをモチーフにして、いきなりの10分越えから引き込まれていき、
あれよあれよとアルバムラストまで突き進んでしまいます。音も、古めかしさよりもパワフルさが上まわっているよう。
テクもゲルマン系の中ではあるほうだと思いますが、如何?私はゲルマンハード系ではPELL MELLの次に気に入りました。