はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン
ヴィンテージ感覚溢れるベルギーのハード・ロック・グループ。08年作。 レーベルからのインフォには、LED ZEPPEINやDEEP PURPLEなど60年代?70年代のハード・ロックからの影響を軸に、ジャジーなエッセンスを加えたサウンド、とありましたが、たしかにその通り!中域が太くコシのあるギター・リフ、淡くむせぶオルガン、全体に流れる荘厳な雰囲気など、70年代の発掘音源と言われても分からないヴィンテージ感覚いっぱいのサウンドが印象的。クラシカルなフルートをフィーチャーし、叙情性溢れるメロディとヘヴィなアンサンブルで畳み掛ける楽曲などは、往年のジャーマン・ハードを彷彿とさせます。好グループ。
他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
レビュアー:さん レビューをすべて見る
ベルギーにこんないかしたバンドがいるとは驚きです。
しっかり構成された、曲とサウンドが実に心地よいです。
欲を言えば、もうひとつ個性があればというところです。
ベルギーは侮れません。
レビュアー:waterbearerさん レビューをすべて見る
首都ブリュッセルからずっと南東、フランスのアルザス地方に近いアルロンという地方都市出身。両親がそもそも70sロックが好きだったというから家庭の中で「いい音」は常時鳴っていたんだろうな、という「英才教育」を受けたメンバー。
聴いてのとおり、VoはP.ライノットっぽい太さがあり、演奏はブルースやブギーの要素がたっぷり。
In Rock以前のDPやIron Butterflyっぽいサイケ色ほほうが色濃いように思える。
(バンド名がバンド名ですからねぇ)
また曲によってはフルート、チェンバロ(まさか本物ではないだろう…違う?)が入ったり、Vertigoレーベルの未発表音源?と思ってしまうようなひなびたオルガンや弦楽4重奏(ラストの曲)がいい味出していたりと、まぁ好きなもの、好きな要素を詰め込んだ作品。この作品が作られた当時はメンバー4人が25歳だというから、まさか70sからタイムスリップしてきたのではないか?と思ってしまうほど。
惜しいなと思うのはドラムの音作りは現代的。ちょっと高域がうるさい印象がある。まぁそれもすべての曲がそうではない。歌詞はフランス語をベースに英語が混じるのもちょっと面白い。
ベルギーの田舎町からこういう人たちが出てくるんだから、ロックの世界は広くて深いね。おすすめ。