はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン
新品・中古ともに在庫ございません。
現在でも活躍しているアルゼンチン音楽シーンの大御所Luis Alberto Spinettaが77年にリリースした1st。丁寧に紡がれる洗練されたギターと流麗なエレピによるHATFIELD AND THE NORTHを彷彿とさせるアンサンブルをバックに、センチメンタルなヴォーカルが、南米らしい詩情溢れるメロディーを繊細に歌い上げる。メロディアスなパートでの叙情豊かなアンサンブルはもとより、クロスオーヴァー色溢れるキレ味鋭いスリリングなアンサンブルも聴き所。楽曲、演奏とも最高レベル!カンタベリー・ミュージックのファン、第二期Jeff Beck Groupなどクロスオーヴァー・ロックのファンは必聴の傑作です。
他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
レビュアー:Durangoさん レビューをすべて見る
サイケロック〜ブルースロック〜ジャズロックとキャリアの中で音楽性を変遷させてきたスピネッタ氏ですが、Invisible時代とこのソロ2作目あたりがジャズロック期と言ってよいでしょう。前作にあたるInvisibleの最終作がサイケ、ブルース、ジャズの要素が見事に溶け合ったキャリアの総括的な音だったのに対して、本作では完全にジャズロックに徹している印象です。そのため派手さはさほどありませんが、流麗さとセンシティブな音使いにかけてはもはや並ぶものなしと言った風情を漂わせています。まるで同じ路線で何枚も作を重ねてきたかのような円熟味がそこはかとなく滲み出ており、とてもかつてはステージ上で回転灯を背中に乗っけてバカやっていた人とは思えません。これはどうやれば良い音楽が作れるのかが完全に分かっている人の音です。つまりは天才の音ってこと。傑作。
レビュアー:F.Greenさん レビューをすべて見る
まさにフュージョンいや、77年ならばクロスオーバー。ジャズロックよりも一般人には聴きやすい音と思う。たしかにエレピは第2期ジェフ・ペッく・グループ風。でもボーカルは黒くない。ほのぼの感があふれている。かなり心地よし。うん、聴けば聴くほど、傑作だと感じてきた。いやー、良いですよ、このアルバム。アルゼンチンには、チャーリー・ガルシアを中心とした一派があり、そちらをかなり聴いてきたが、スピネッタさんも良いですね。で、このアルバム、77年に、アメリカから発売されていたら、結構売れたんやないかと思います。南米、アルゼンチンに埋もれさせておくには、もったいないアルバムです。
レビュアー:じゃ、見ろクワイ(笑)さん レビューをすべて見る
ジャズ・ロックというよりもその雰囲気があるヴォーカルアルバムといったほうが合っている気がします。哀愁味があり、ちょっと鼻にかかったお洒落なスピネッタの声は魅力的です。