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BYRDS〜FLYING BURRITO BROTHERSのChris Hillman、BUFFALO SPRINGFIELD〜POCOのRichie Furay、EAGLESと交流を持ち、後にソロとしてブレイクするJ.D.Southerの3人によるスーパー・グループ。もう一曲目の「Fallin In Love」を聴いて心踊らないフォーク・ロック・ファンは居ないでしょう。メロウでかつヌケが良いキャッチー過ぎるメロディ、完璧なハーモニー、タイトなアンサンブル。もう笑いが止まらないほどにキャッチー!3人ともソングライターとして超一流で、キャッチーかつ深みもあるメロディはさすが。アメリカらしくヌケの良いフォーク・ロックの名作。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
サウザー、ヒルマン、フューレイともカントリー風味を得意とする人たちなので、アコギとコーラス大会になるかと思いきや、骨太のロックンロールを聴かせる名盤と思います。CSNYの二匹目のドジョウという言い方もされるプロジェクト。でもCSNYとの何よりの違いは、メンバーの対立や緊張感がないところ。クロズビーやニール・ヤングのように何を出してくるか判らないやりにくさはなかったはずです。サウザー、ヒルマン、フューレイともメロディを書く達人らしく、いい曲を持ってきています。
コーラスやアレンジが巧みなのは予想つきますけれど、意外にハードなギターが随所に出てきます。この三人に加えてマナサスのアル・パーキンスがいるので、いくらでも弾き倒せたと思います。マナサスと言えば、ポール・ハリスのハモンドも唸っていて躍動感を与えています。いつでも上手いジム・ゴードンと合わせてバックの興奮度はCSNYより上です。だから爽やかさだけでない躍動を感じるのですね。サウザー作の「ハートブレーカー」、ヒルマン作の「ライズ・アンド・フォール」は、カントリーとロックが融合した名曲です。ルーズで派手でとてもよろしい。アメリカっていいな、と思ってしまうカタルシスです。2024.03.25