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890円 (税込979円)
盤質: | 無傷/小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
カビあり
VERTIGOレーベル発のプログレッシブ・ロックを代表するグループの71年唯一作。メンバー編成すらクレジットされていないため長らく謎に包まれていたグループですが、その内容はCRESSIDAなどと並ぶ英国ロックの代表作であり、イギリスらしい重厚な質感を持ったブリティッシュ・ロックという趣です。ブルージーでハードに盛り上げながらもジェントリーな響きを持ったバンド・アンサンブルは英国然とした湿り気と翳りを内包させており、ギターやフルートの彩りを交えながらもそのバンド・アンサンブルを引っ張るのはアグレッシブに弾き倒しを見せつつ懐の深いプレイを聴かせるハモンド・オルガン。英国の芳醇な香りを放つ名盤です。紙ジャケット仕様。
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レビュアー:Durangoさん レビューをすべて見る
ヴォーカルがピーター・ハミルの声質に似ていることからVDGGの変名バンドではないかと噂されたらしい本作。ある程度VDGGを聴いてきた人間からしたら、似てねぇよと突っ込みたくなるところではありますが、こと音楽性に関してはあながちそうとも言えません。
正統ブリティッシュロックの流れを汲んでいるのは確かなのですが、ハモンドが派手に鳴り響くわりに同系他作品に多く見られるような哀愁とかメランコリーとかというよりは、闇の中からギラリと目を光らせてこちらを見据えているかのようなおっかなさが先立っている点が何より異端的だし、VDGGとの共通項とも言えるでしょう。
VDGGは言わずもがな孤高の音楽性を持つバンドですが、ブリティッシュロックの観点からそれを読み解くとすれば、このバンドがその重要な手掛かりとなりうるのではないでしょうか。
レビュアー:purebluesさん レビューをすべて見る
イギリスのプログレッシヴロックバンドの唯一作。1971年リリース。
英ヴァーティゴレーベルのカタログ中、最も謎の多い1枚とされてきた名盤。なにせメンバーの名前すら記載がないのである。様々な憶測が飛んだが、ヴォーカルの声質から「ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレイターの変名バンドか」とされたのもそのひとつ。
2002年になり、当時のドラマーがネット上でメンバー名を公開したことでようやく素性が明らかになった。
「逸話は有名だが内容は、、、」というのはこの手の作品にありがちなのだが、これは正真正銘の名盤である。
憂いのあるハモンドオルガンが鳴り響き、エモーショナルなヴォーカルがダークな哀愁のメロディを歌い上げる正調ブリティッシュ・ロック。特に1曲目は名曲である。同じハモンドでも同レーベルのアフィニティーのようなジャジーな音とはかなり趣が異なる。ハモンド好きは必聴。