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ニルヴァーナのパトリック・キャンベルによって見出された弱冠18歳のハード・ロック・トリオ。70年にVertigoレーベルよりリリースの1stアルバム。ギター、ベース、ドラムによるアグレッシヴなバンド・アンサンブルにオルガン、ピアノ、フルートが彩りを添えるサウンドはこれぞ英国ロック。ジョン・シモンズのギターが凄まじく、才気ほとばしるフレーズの数々は圧倒的な存在感。変拍子を巧みに取り入れた緩急自在のアンサンブルも抜群で、8分に及ぶ長尺の曲もテンションを落とすことなく一気に聴かせます。演奏力、構成力とも、18歳のグループとは思えません。デジタル・リマスター。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
若干18歳のセミプロ3人が71年に残した盤。1曲めから「すさまじい」としか言いようのない割れたギターの洪水と重いリズムで、あっけにとられます。ブルー・チアーのデビュー盤といい勝負でございます。カバーアートの印象とレーベルのカラーから、叙情的な音を予想していると見事に裏切られます。(ま、カケレコさんのユーザーさんなら、そんな方いらっしゃらないですね。)
曲づくりは、リーダーでギタリストのジョン・シムズが担っています。単なるヘビーサイケと考えるにしては、展開が多くて次々と意表をつく仕掛けにあふれています。自分たちでも、どう曲をまとめたものか、分らなかったんじゃないかと思います。残念ながら、着想の豊かさに演奏力がついていっておりません。ちなみに、ロジャー・ディーンのイラストがこのアルバムのテーマで、機械仕掛けの翼に乗った主人公の冒険譚だと思われます。2024.12.03