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英国本国ではなぜかリリースされず、オランダやドイツなどでしか発売されなかった幻の5thアルバム。78年作。2曲目「Stay The Night」のキャッチーなこと!ビートリッシュでキャッチーなメロディ、ポップかつドラマティックなコーラス・ワーク、躍動感あるリズム、軽快でメロディアスなキーボード。ワールドワイドにヒットしても不思議ではない名曲です。何度聴いても思わずニンマリしてしまいます。その他の楽曲も、いかにもモダン・ポップな洗練された美メロがこれでもかと溢れ出てきます。英ポップの隠れた名作。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
意味深なカバーについて申し上げます。なかなかセクシーな南国美女だと思うじゃないですか。ちょっと待ってください。南国リゾートがいくら開放的だと言って、美女が全裸で家の門をくぐろうとしますか。全裸ですよ。カバーをひっくり返すと、締め切った門の内側でメンバーが話し込んだり、外を伺ったりしています。足元にはかんぬきが。つまり、メンバーがかんぬきかけるほどヤバイものが美女の正体だったわけです。おお怖。
セイラーの音楽についてはお墨付き。わたしのお墨付きなので権威がありません。全部がアクースティック楽器を使い、ベースだけシンセベースという、かなり偏向した編成を、英国ポップの典型のように聴かせる変態野郎たちです。この第5作では、コーラスが凄みを増しています。徐々にパワーアップしてきて「ジャマイカ・ガール」でピークに達します。CSNYやキャパビリティ・ブラウンより上手いんじゃないですか。セイラーのみなさん。
「ガールズ・ガールズ・ガールズ」や「グラス・オブ・シャンペーン」で天下を取ったセイラーが徐々に飽きられていった気配も、なんとなく判ります。美メロ過ぎるんです。慣れると刺激が感じられなくなってしまう。だから慣れたら「負け」です。彼らの美しさと一緒に、比類ない変態さを愛さなくては。2022.06.01