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71年にVertigoレーベルよりリリースされた2nd。前作で既に確立していた、オリー・ハルソールの職人芸的なドライヴィング・ギターとマイク・パトゥの熱唱ヴォーカルというスタイルに更に磨きがかかった名作。もうスピーカーから汗がピシピシ飛び散ってます。ライヴはさそがし凄かったんだろうな、と思わせるブリティッシュ・ハードの名作。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
1 Hold Your Fire が始まった途端、濃厚なブリティッシュのスープにくらくらします。粘りのあるベースにどこか変てこなビート。ちょっと遠くから聞こえるギターはイントロと言わずリフと言わず好き勝手に弾きまくります。かんかん弾きまくるピアノも演奏はオリー・ハルソール。オリーのギターばかりに注目が集まっている印象があるんですけれど、マイク・パトゥの声も青臭くてとてもいいです。8分も続く曲で途中から本当に好き勝手になってしまうところがまた、カッコいい。この曲だけでメンバーのセンスと演奏力が並大抵でないことがわかります。
パトゥはB級なのかもしれませんが、きわめてA級に近いグループだったと思います。このあとボクサーやラトルズに発展していくので、英国らしいユーモアが彼らの持ち味だったんでしょう。でも演奏はとても本格的。ジャズに近い曲も難なくこなしています。一発芸のように登場しては消えていくアンダーグラウンドなバンドが多い中、彼らの栄光あるチャレンジは英国ロック史に輝いている気がします。