はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン
ポーランド出身、重鎮NIEMENのバック・バンドとして活動後に独立、74年のライヴ録音を1stアルバムとしてリリースしたのが本作です。サイケ、ジャズ、R&B、クラシックなどの要素を混合した技巧的なインストゥルメンタルを、ロマンティックで叙情的なピアノ弾き語りでつなぎ合わせたようなスタイルが個性的。技巧に任せた破天荒な展開は随所に見られますが、ごった煮的なアクの強さはなく、全体を通して演奏には劇的な流れが浮かび上がります。手数多く硬質なプログレ然としたリズム・セクション、叫びをあげるようなサイケデリックなトーンが持ち味のギター、特にジャジーなピアノが見事なキーボード。キーボーディストのJozef Skrzekは歌の方もかなりのものを聴かせます。アヴァンギャルドに拡散していた各楽器の音が次第に収束し、R&Bの太いグルーヴでテクニカルかつノリノリに突き進む場面などはスリル抜群です。コール&レスポンスも交えたライヴ録音らしいテンションの高さも魅力的。満を持してデビューした彼らの爆発的なエネルギーを封じ込めた痛快作!
他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。