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現代ポーランドを代表するシンフォ・グループMILLENIUMのリーダー/キーボーディストRyszard KramarskiがMILLENIUM以前の90年代末に始動させたソロ・ユニット。2022年にバンド・スタイルで復活を果たし1stアルバムをリリースした彼らの、本作は24年3rdアルバムとなります。PINK FLOYD影響下のMILLENIUMやリーダーバンドTRK PROJECTと比べると、プログレ的な構築性を取り払った、よりキャッチーでメロディアスな歌ものスタイルで聴かせており、前2作と同様にALAN PARSONS PROJECTへの意識が感じられるサウンドと言えます。タイトに刻むリズムに乗って、空間を広げるようにスケール大きく鳴らすシンセと、「ギルモア+ラティマー」なプレイで縦横無尽に駆けるギター、そしてリーダーによる温かみあるハイトーン・ヴォーカル。従来作に比べ大きく違う点はありませんが、ひたすら丹念に作り上げられたそのサウンドは、極上の聴き心地を誇っており、ただただ圧倒的。シンセとギターが作り出す幻想美、そしてここぞで静謐なシンセだけをバックに劇的な歌唱を聴かせるヴォーカルが特筆。前2作品が気に入ったなら間違いありません。傑作。
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