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イタリア新鋭TAPROBANで知られるマルチ・プレイヤーRoberto Vitelliによるプロジェクト、4作目のスタジオ・アルバムとなる24年作。元ANGLAGARDのMattias Olsson(ds)を含む4人組を基本編成に、Clive Noran(PENDRAGON)、Tomas Bodin(ex.THE FLOWER KINGS)、David Jackson(ex.VDGG)、John Hackettなど今回も実力派ゲストを迎えての制作です。インスト・パートの比重が大きかった前作と比べ、ヴォーカルを中心に据えてキャッチーさを増したサウンドとなっているのが本作の特徴。クラシカルなシンセサイザーが次々と折り重なるように溢れ出すスケール大きな導入から、早くも傑作の予感が漂います。全編で華麗に躍動するキーボード群、歌心いっぱいのメロディアスなギター、ダイナミックなプレイで演奏を牽引するドラムらが密度の高いアンサンブルで駆け抜けるスタイルは、往年のポンプ・ロックを彷彿させる鮮やかなファンタスティックさに満ちており圧巻。上記の素晴らしいOPパートを担当したClive Noranをはじめ、らしさ満点のサックスを提供するDavid Jackson、エレガントかつ陰影に富むフルートで英国的叙情を添えるJohn Hackett、そしてピアノの神秘的なプレイで終幕を告げるTomas Bodinと、各ゲストの持ち味もしっかりと作品づくりに生かされているのが何より素晴らしい。初期MARILLIONやPENDRAGON、そしてGENESISファンの方には是非オススメしたい作品!
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