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1100円
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帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
メンバー間の溝が深まる中、遂にクリームは解散を発表。最後のスタジオ録音と最後のアメリカン・ツアーからのライヴを収めたラスト・アルバム。1969年発表。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
あえて意地悪に書こうと思います。メンバーのその後の身の振り方で、それぞれ自分勝手にやっていたんだ、というのが明らかになっているのがクリーム。ジャック・ブルースは、作曲おたくと言っていい人。自分の制作のために、常に新しいパートナーが必要でした。エリック・クラプトンは、いつも周囲に支えられないと活動を続けられない人。超絶な演奏を別にすれば、シーンに何のインパクトも与えられませんでした。ジンジャー・ベイカーにいたっては、ドラムズをバイト感覚で叩く実業家です。でもクリームは、結成時の志だけは高かったんです。
クリーム解散後の評価は、それは悲惨でした。ライブと即興を信条とするブルーズ・バンド、というのが一般的。FMで曲がまともにかかったことがありませんでした。曲が長いからです。クラプトン出身バンド、ということで、クラプトンの特集があると倉庫から出てくるのが唯一でした。しかしどうなんでしょう。コロシアムとマウンテンは、彼らの続編と言っていいバンドでしたし、ブラック・サバスもツェッペリンもジェスロ・タルも、クリームの影響下にあるとわたしは考えます。
内ジャケには墓場に各曲のタイトルが書かれて、ご丁寧にRIP(安らかに眠れ)と書かれています。もうこの音には飽きたんだ、と、そういう意味です。ロックで人生の苦みや将来の不安を表現することは可能(それも音で)と知らしめたのが彼らです。あまり聴く盤ではないです。でもクリームぐらいはひと揃え所持していてもバチは当たりません。2024.03.19