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SEVENTH SOJOURN

MOODY BLUES

評価:51件のレビュー

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8201592(THRESHOLD

490円 (税込539円)

盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め

状態: | 良好 | | 不良 |

【査定担当者からのメモ】
カビあり

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カケレコ・レビュー

絶頂期にリリースされた、前作『童夢』と並ぶ最高傑作、72年リリース

活動開始は64年までさかのぼりビート系グループとしてデビュー、シングル・ヒットに恵まれながらも徐々に作風が変化し、プログレッシブ・ロックへのアプローチを開始。後に全盛を築くこととなるプログレッシブ・ロックバンドがデビューすらしていない時期からオーケストラとの競演や実験性に富んだ作品を生み出し、黎明期を作り上げたイギリスのバンドの72年7th。もはやプログレッシブ・ロックの全盛を待たずに円熟の域にすら達してしまった作品であり一聴して前作よりも平坦な印象を持ちますが、緻密に練られたアレンジと、ポップさに磨きがかかった珠玉のメロディーが溢れています。過去の作品には無かったカットアウトでアルバムは締めくくられ、メンバーはそれぞれのソロ活動へと移行。THE MOODY BLUESはしばらくの間休眠することとなります。

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レビュー一覧

評価:5まぁ7日目は休んだらいいよ(7 拍手)

レビュアー:waterbearerさん レビューをすべて見る

日本の中古LP市場を見るとムーディーズの「球数」の多さに驚く。特に国内盤はよく売れたのだろう。彼らの魅力はJ.ヘイワードとJ.ロッジという2大メロディメイカー&ヴォーカリストを擁し、ルーツをビートロックに持った甘美なメロディラインであろう。そこにコンセプチュアルな要素であるナレーションや劇的な音演出としてのメロトロン、T.タヴァーナーによるジャケットイラストも大きいかもしれない。
テクニカルではなく、ルックスも…まぁ彼らのスタイルは他のプログレ界隈とは異なり、今となっては古臭く、誰も真似しようとは思わないスタイルだ(ひどいね)。ゆえに長きにわたって活動できた唯一無二の存在だったのかもしれない。
さて、7日目の安息日はどうか。本作はメロトロンを用いず、チェンバリンを用いている。構造的には似ている(ほぼ同じ)楽器なのだが、音のテイストは結構違う。ストリングスはソリーナよりもストリングスらしく聞こえる。M3の冒頭、リコーダーの音色はメロトロンだと頭にクリック音が入るだろうが、こちらは入らない。こうした違いを過去の作品と比較して聴くのも楽しい。
全体的にはさらりとしている印象、そしてコンセプチュアルなメッセージ性は本作にはないに等しい。それでも「プログレ的なムーディーズ、最後のアルバム」としては良好な作品なのではないか。コンセプトのアイディアがなくなったわけではないだろうが、いったん仕切り直し的な作品…その仕切り直し後の作品が問題作(?)「Octave」なんだが。
このSeventh Sojurnの続編は、先述のJ.ヘイワード&J.ロッジ「ブルージェイズ」(1975年)を聴けば明らかだ。ともにお勧めしておく。

ナイスレビューですね!

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