はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン
PFMと共にイタリアン・ロックを象徴する名バンドが放った22年作!ピアノとアコギが寂しげに鳴らされ、哀愁と艶やかさを兼ね備えた素晴らしいヴォーカルが歌い上げる叙情的1曲目から一転、重厚なリズムとギター、ピアノ、オルガンがダイナミックに絡み合ってアーティスティックに突き進んでいく2曲目へと至る、このスリリングさと来たら!誰もが2nd『Darwin!』や3rd『Io Sono Nato Libero』を思い浮かべるであろうテンションのパフォーマンスに感動がこみ上げます。FINISTERREやUNREAL CITY、LA MASCHERA DI CERAなどの新鋭に接近したモダンさを見せつつも、往年のBANCOが持っていたロマンほとばしるようなイタリア臭は健在なのが最高に嬉しいです。前19年作もかなりの力作でしたが、初期BANCOを彷彿させるという点では、今作はジャコモ時代のBANCOファンにも是非オススメしたい傑作!
他のファンのために、あなたもCDのレビューを書きませんか?
他のユーザーの投票(拍手)の数が多いレビュアーは、ベストレビュアーとしてページに掲載されます。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
レビュアー:まけろうさん レビューをすべて見る
バンドの顔でもあったフランチェスコ・ディ・ジャコモが急逝したのが2014年。その後、バンコはどうなるのか心配したが新ボーカルを迎えての復活2作目。復活1作目と同じメンバーで、タイトルの「オルランド」はイタリアの詩人が書いた大長編叙事詩から取られたものとのこと。まさに一大コンセプトアルバムで、バンコらしい複雑怪奇ながらドラマティックなメロディラインが展開される佳曲ぞろい。楽曲自体は往年のバンコファンの好みにピッタリなものばかりとは思うが、ジャコモの声に慣れ親しんだファンにとって、新ボーカルの声がやはり気になるところ。その好みはかなり分かれそう。
レビュアー:まけろうさん レビューをすべて見る