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TRANSIBERIANA

BANCO

評価:51件のレビュー

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19075934372(INSIDE OUT

ブックレット一体型デジパック仕様、ボーナス・トラック2曲。

790円 (税込869円)

盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め

状態: | 良好 | 並 | 不良 |

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790円 (税込869円)

盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め

状態: | 良好 | 並 | 不良 |

【査定担当者からのメモ】
軽微な圧痕あり

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カケレコ・レビュー

イタリアン・ロックの雄、四半世紀ぶりのスタジオ・アルバムとなった2019年作

ご存じ、PFMと共にイタリアン・ロックを代表する名バンドによる「シベリア鉄道」を題材にした2019年作!スタジオ・アルバムとしては94年作『IL 13』以来実に25年ぶりとなります。唯一のオリジナル・メンバーであるキーボード名手Vittorio Nocenzi、近年のMetamorfosiにも在籍するドラマーFabio Moresco、DORACORで活動するギタリストNicola Di Gia、そして14年に急逝したヴォーカリストFrancesco Di Giacomo氏の後任という大役を務めるTony D'Alessioら6人編成で制作された本作、ずばり傑作!凛と格調高いタッチのピアノと一音一音に存在感のこもったオルガン、キレのあるプレイでスピード感をもたらすギター、そして熱く歌いこむドラマチックな表情と優雅で繊細な表情とを自在に行き来するヴォーカル。さすがの洗練されたモダン・イタリアン・ロックを聴かせてくれます。でもそれで終わらないのが素晴らしいところで、最初期バンコに漂っていた少し前衛的でミステリアスな雰囲気が全編をうっすら覆っている感じが堪りません。その質感をもたらしているのは勿論キーボード。現代的な重量感あるロック・サウンドを繰り出す演奏陣の中で、クラシックに根差した息をのむようにアーティスティックな音運びが冴えわたっており、衰えは一切感じません。ヴォーカルは、ジャコモ氏とは全く異なるタイプながら、イタリアン・ロック然とした堂々たる歌唱を聴かせていて感動的。FINISTERREやUNREAL CITYといった新鋭の音に接近しながらも、バンコらしい芸術性の高さは遺憾なく発揮された一枚となっています。

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評価:5Giacomoおじさんはいないけれど、これは傑作!(2 拍手)

レビュアー:yes_90125さん レビューをすべて見る

オリジナル・メンバーのVittorio Nocenziを中心に25年振りに発売されたBANCO名義の2019年新作。
また、メンバーひとり残しの名ばかりの復活劇かと思ったものの、MetamorfosiやDORACORのメンバーが参加していると書かれていたので俄然興味が高まり聴いてみたら、これが偽りのない傑作だった。

やはり、Vittorio Nocenziのキーボードが素晴らしく、クラシカルな音色のピアノやアグレッシブなオルガンなど、作品としてのBANCOらしさを支えている。
しかし、それだけでは名盤は生まれないわけで、繊細さと熱さを持ち合わせた2人のギターリストも良いし、何と言っても新任VoのTony D'Alessioがイタリア然としていて、バンドの色合いにマッチしている。
正直、Giacomoおじさんの存在感は唯一無二なので、それを求めるファンには物足りないかもしれないけれど、最近主流のイタリアン・ロックに近づいたサウンドには、寧ろこちらのVoの方が合っているのかもしれない。

限定盤のブックレット仕様はとても豪華なハードカバーで、メンバーの写真や歌詞が入っており、2018年のライブ音源のボーナス・トラック2曲では、とても熱のこもった演奏を聴かせている。
熱狂的なBANCOファンではないけれど、これはイタリアン・ロック・ファン必聴の1枚だと思う。

ナイスレビューですね!

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