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ブラジルの新鋭シンフォ・グループ、2020年にデジタル版のみで発表された3rdアルバムのCD化。16分、29分、22分の楽曲を含む全5曲という大作主義的な構成からしてワクワクしますが、サウンドも期待を裏切りません。1曲目はうっすらと暗鬱を纏ったシンセが美しく広がり、どっしりとしたリズムが脈打つように鳴らされ、ギターが哀愁ほとばしる必殺のソロを聴かせる、『Wish You Were Here』〜『Animals』期PINK FLOYD愛に溢れたナンバー。数いる近年のFLOYDフォロワーの中でも特に実直にリスペクトを示したサウンドに好感が湧きます。かと思うと、続く29分の大作ではオルガンが軽快に走り出しシンセやメロトロンがふわふわと舞い、Peter Gabrielそのものヴォーカルがシアトリカルに歌う、初期GENESISの未発音源かと思うようなサウンドが展開されてビックリ。もう一つの大曲では、RENAISSANCEばりにスケール大きな本格クラシカル・シンフォを披露しているのにも驚かされます。何という才能。FLOYDファン、GENESISファンならこのブラジルの新鋭は要注目です。オススメ!
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