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アメリカン・ロック史上に残る大名曲「Like A Rolling Stone」をはじめ、ディランのエネルギーが満ちあふれた佳曲がずらりと並んだ代表作。Al Kooper、Mike Bloomfieldなど、バックの演奏も冴え渡り、完璧なフォーク・ロックを聴かせる。アメリカン・ロック屈指の傑作。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
まず、ボブ・ディランのボーカルとギター、ハモニカはひどいもんです。曲によってはチューニングさえ狂ってるんでねぇの、と思います。ところが歌も狂っているもんだからそれがわからない。素人同然のオルガンを弾くアル・クーパーもまたひどい。コードをベタ弾きするだけの鍵盤で、指を離せ、アルペジオぐらい練習しろ、と。フランク・ザッパにいたっては、ライブで明確にボブ・ディランの歌真似をして聴衆の笑いをとる始末です。これだけ音楽の才に見放された人がなぜここまでの地位と評価を得たのか。
ハイウェイ61号線は、ニューオリンズからカナダまでを貫いていた重要幹線だそうです。前作「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」のカバーでは、ロバート・ジョンスンのLPが部屋の中に写っていました。61号線と49号線の交差点が、ジョンスンの有名な「クロスロード」。ディランはフォーク、と信じられていますが、それはミシシッピのカントリー・ブルーズのことです。彼が電化したニューポート・フォーク・フェスティバルは、必然と言うべきもの。フォークとブルーズを混同していた聴衆こそ勘違いと言うものでしょう。
わたしとディランとの相性はとても悪いですが、さすがにこのCDを手放すつもりはありません。「ハイウェイ・61・リビジテッド」のブルーズ魂とバターフィールドのギターが好きですから。2022.08.13