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690円 (税込759円)
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
70年作2nd。ベーシストがデイル・ピータースに交代して初のアルバム。LP初期プレス盤に収録された後に削除された「ボレロ」がCD化に際し復活。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
ハードロックに、陰性ハード、陽性ハードというカテゴライズを提案したいと思います。ブルーズのある側面を拡大増幅したロックンロール、というのがわたしのハードロック定義でございます。中でブルーズの陽性の部分を拡大増幅しているのがテッド・ニュージェントやジェイムス・ギャング。レコード・プラントの新品スピーカーを爆音で燃やしてしまった、と語られているセッションから誕生したのがこのレコードです。ビル・シムジクと三人のメンバーが狂乱の中で完成させたのが「ファンク#49」という曲です。セッションの中で自然発生的にラベルのボレロまでやってしまっています。
「ライズ・アゲイン」というタイトルのとおりで、彼らは当初バイカーズ・ロックだったんでしょう。わたしはバイクの爆音が苦手で、スクーター以外のバイクには恥ずかしくて乗れません。けれど、バイクの乗り手は一般的に爆音が好きでしょうから、ハードロックとの親和性が高かったはずです。ほかに工場労働者とかトラック・ドライバーなどがハードロックの聴き手に多いので、やはり環境が音の好みをつくると言えそうです。ジョー・ウォルシュは生まれつき変な人だったみたいで、どんな曲をやってもアバンギャルドになってしまいます。最後に弦楽まみれのメランコリー曲が出てきます。これが英国でしたら「プログレ」と呼ばれたと思うんです。2024.09.13