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590円 (税込649円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
AFFINITYのヴォーカリスト、リンダ・ホイルが71年に発表した唯一のソロ・アルバム。バックはNUCLEUS。アフィニティでの名唄に勝るとも劣らない出色の出来です。CHRIS SPEDDINGのつぼをおさえたギターも最高。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
何度もレビューの中で申しているとおり、わたしはAORが大の苦手です。AORの定義をわたしがすると、薄口のロック(ロックなのか?)というもの。減塩で糖分も少なく、その代わりヒアルロン酸やらコラーゲンやらグルタミン酸ソーダやらが過剰に投与してあって、誰がやっても同じテイストになるように設計してあります。一方でわたしが好きなハードロック。これは様式のことを言っているわけではありません。1曲目の「バックラッシュ・ブルーズ」でクリス・スペディングの破壊的ギターが聴けます。わたしにとってはこれで充分ハードロックです。
リンダ・ホイル自身のコメントでは、ニーナ・シモンやディオンヌ・ワーウィックへの憧れ、リスペクトで曲の味わいを決めていったらしいです。彼女の歌唱が瑞々しく素晴らしいのも勿論、カール・ジェンキンズのナビゲーションが見事に当たった音楽だと思います。1枚しか残せなかったのもさもありなん。設計も演奏も一度しかできないようなパッション、あるいは緩さが続きます。珠玉の曲たちですね。
わたしはアフィニティのぶんちゃかブラスバンドが大好きです。にも増して、リンダ・ホイルの背伸びしたR&Bであるこの作が大好きで、定期的に引っぱり出します。テクよりハート、という人向けです。2022.08.25