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ピーコック・パーティー

ゴードン・ギルトラップ

評価:51件のレビュー

在庫なし

BELLE213502(MARQUEE) 【21年発売CD】

紙ジャケット仕様、SHM-CD、最新リマスター、ボーナス・トラック4曲、定価3143+税。

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カケレコ・レビュー

ジェネシスとグリフォンの間に位置づけられるような愛すべきファンタスティック・プログレ逸品、79年リリース

60年代にはマイク・オールドフィールドやバート・ヤンシュらとともにフォーク・シーンで活躍し、70年代半ばにプログレッシヴ・シーンでソロ・デビューしたギタリスト&コンポーザー。最高傑作とも評される79年作。バックが特筆で、ベースのジョン・G・ペリー、ヴァイオリンのRic Sanders、ダリル・ウィエズ・ウルフやトレースやマリリオンでお馴染みのドラマーIan Mosely、クォーターマスのベースJohn Gustafsonほか、錚々たるメンバーが参加しています。サウンドの方は、ジェネシスとグリフォンの間に位置づけられるような、古楽器やクラシック・ギターやリコーダーにより繊細に紡がれる格調高くもファンタスティックな英国シンフォニック・ロックが印象的。次々と溢れ出る明朗なメロディに心豊かになるインストゥルメンタル・ロックの愛すべき逸品です。

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レビュー一覧

評価:5トラッドやフォークと思うなかれ(1 拍手)

レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る

ロックのフィールドのギタリストがインスト・アルバムをつくると不思議とジャズ調になってしまいます。政治的な曲をつくると無意識にレゲエになってしまうことと同様なんでしょう。ロックのユーザーなら当たり前にジャズも聴きますけど、思い込みは抜きがたいものです。ゴードン・ギルトラップは、インストでジャズ調にならない稀有な人です。トラッドと古楽をいったり来たりしまして、かつ曲調が常に明るくユーモアに満ちています。

わたしはギルトラップを、かなり頭の柔らかい人ではないかと思っています。彼はこのレコードでカンタベリー人脈を起用しています。…が、カンタベリー調にはならず、歯切れのよいソリッドな音を展開します。アクースティック・ギターの演奏に圧倒的自身があるからでしょうけれど、すさまじい速さのパッセージを簡単にこなし、次から次へと聴き手を次の場面に連れていきます。そしてポップです。これが最も大事なところです。

タイトルにあるとおり、鳥をテーマにした連作曲。カバーアートが凝っていまして、パーティに集まった象もカエルも魚も全部鳥が中に入っているのです。ハシビロコウやヘラサギもいて、とても楽しいカバーです。

ナイスレビューですね!

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