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LED ZEPPELIN III

LED ZEPPELIN

評価:51件のレビュー

在庫なし

7567826782(ATLANTIC

デジタル・リマスター。

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カケレコ・レビュー

70年発表の3rd、従来の延長にあるハード・ロック・ナンバーとアコースティックな楽曲とが巧みに配された、バンドの持つ豊かな音楽的素地を示す名作

70年3rd。オープニングを飾る代表曲「移民の歌」から圧倒的なテンション。うねりを挙げるリズムとスリリングなギター・リフが互いのエネルギーをぶつけ合いながら強靱な渦を巻き起こし、聴き手を飲み込むサウンドの強度は圧巻の一言。シャウトだけで、その演奏に対抗するロバート・プラントのヴォーカルも凄みを増しています。対照的にアコースティックな旧B面も本作の魅力。フォーク、トラッドの要素を大胆に取り入れ、ペイジの幻想的なアコギが冴える美しい楽曲を多数収録しています。「混沌、まどろみ」という英国的な風情を醸し出すペダル・スティールの浮遊感も特筆。従来のブルースに根ざしたヘヴィ・ロックを土台に、メンバーの持つ幅広い素養が発揮されはじめた音楽性豊かな名作です。

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レビュー一覧

評価:5この盤があることで、西海岸やトラッドを無理して聴いた(3 拍手)

レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る

ブルーザー・ブロディが現れるまで、わが国でずっとマイナーな扱いを受けていたのがこの盤です。ジミー・ペイジの商魂が見事なのは、「ザ・ソング・リメインズ・ザ・セイム」とか「セレブレーション・デイ」とかを、別のアルバム名称に用いて、チャート・アクションの悪かった作を常に売ろうと考えているところです。何かの資料で読みましたが、ツェッペリンの全部のCDが一年に売れる枚数は全盛期の頃と変わらないそうで、毎年新作を出し続けている収益を彼らは稼いでいるわけです。旧作を粗雑に扱わないで常にリニューアルする。見習うべきでしょう。(そうかな…)

彼らにしたらウェットなブルーズ曲「シンス・アイブ・ビーン・ラビン・ユー」のせいで、わたしはよく聴く盤です。というよりこの曲だけ聴いています。この曲、ライブ一発録音ではないでしょうか。ジョン・ポールがベースを弾かずに、ずっとオルガンのペダルを踏んでいるからそう考えています。こういうスロー曲でもしっかり叩くボーナムには尊敬です。

そしてスティブン・スティルスからいただいたアイデアを、高音のアルペジオを加えることで、しっかり自分流にしてしまうペイジ。そう書くと失礼か。この盤があることで、ペンタングルやロイ・ハーパーまで遡ったツェッペリン・ユーザーが多いはずです。そして、それらを判らずに撃沈した人も多かったでしょう。罪作りな盤です。

ナイスレビューですね!

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