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2590円 (税込2849円)
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
ウェールズ出身のトリオ。71年作の1stアルバム。プロデュースは、初期サバスを手がけたロジャー・ベイン。後のNWOBHMのお手本となったであろうオリジナリティ溢れるサウンドは既に確立しています。同時代の他のグループとの違いは音の硬質性でしょう。サイケからの流れにある引きずるようなヘヴィさが主流だった中で、ハイを強調した硬いサウンドと、徹底的にスピーディーで鋭角なアンサンブルとで生まれるエキセントリックな破壊力はこのグループならでは。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
バッジーの人気はわが国で大したことありません。調べてみたら70年代にファースト、セカンドの日本盤が出ていなかったのです。わが国デビューは75年のサードから、ということになるようです。道理で当時オンエアがなかったわけです。わたしはかなり後になって「ブレッドファン」を聴いて彼らの音に親しみました。通常のハードロックの倍速のような激しさとアクースティックの抒情が両立したトリオです。バーク・シェリーのハイトーン・シャウトは、ラッシュのデビュー時と印象がだぶります。
しかし、のちのメタル系に及ぼした影響は図り知れません。性急なビートや高速なギターリフは現在にも続くメタル系の必須要素です。ただわたしの印象で言えば、カッコよすぎて飽きてしまうのが早いと思うんです。「ブレッドファン」も最初ヘビーローテになった挙句、サードが最も聴かない盤になってしまいました、そうですね。ツェッペリンのIVやヒープの「対自核」の印象に近いでしょうか。ファースト盤は、まだブルーズの尻尾を引きずっていて、こなれていないながら彼らの速さだけでない迫力を聴くことができます。2024.09.16