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Edgar Froeseを中心に結成され、シンセサイザー、アナログシーケンサーなどの電子機器を巧みに使用したメディテーショナルなジャーマン・エレクトロの原点に位置するグループ。 本作は、Klaus Schulze、Conrad Schnitzler脱退後の71年にOhrレーベルからリリースされた彼らの2nd。シンセサイザー導入により、その後のバンドの革新性を決定づける事となる重要作。
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レビュアー:waterbearerさん レビューをすべて見る
2nd。Ohr時代の4枚はこの時代のドイツの地下音楽シーンの先駆的な存在を知らしめるには十分すぎるほど。サイケでコズミックで、かと思えばジャズや宗教音楽的な要素も盛り込まれている。ごった煮にならず、脱構築して彼らの解釈で再構築することにより、オリジナリティを生み出すことに成功している。
メインはオルガンであるのはこの時代なのだが、Moogを導入したり、トーンジェネレーター(発振器)やテープエコーで加工した身近なもの(非楽器)を用いたりと、工夫に工夫を重ねている様子がうかがえる。例えばM1で昇降機(エレベーター)の励起音を使っている。この技はDeep PurpleのFireballでも使われていて、リリース時期もともに近いことを考えれば、この手法はこの時代の最先端の手法だったと思われる。
本作のハイライトはM3ラスト。宇宙人からのメッセージなのか、神からの啓示なのか。ドラマティックにエンディングを迎える。
ジャーマンロック黎明期の重要作として位置づけられる名作。