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REP5264(REPETOIRE) 【16年発売CD】
デジパック仕様、ボーナス・トラック2曲。
1790円 (税込1969円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
【査定担当者からのメモ】
軽微なスレあり
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
「朝日のあたる家」で有名なフリジッド・ピンクの72年サードは、英国アングラ・サイケと言って通用しそうな湿り気と激しさが魅力です。ケリー・グリーンに代わったジョン・ウェリングは、とり立った個性もない代わり、なかなかドラマティックないい喉を持っていると思います。初期ヒープを思わせるパーカッシブなオルガンが素晴らしいのが「ミス・イブル」。続く「セイラー」ではダルなブルーズと達者なギターに、おおっブリティッシュと声を上げたくなります。ストゥージズ、MC5、ボブ・シーガーのデトロイトから、これだけ湿度高いロックが生まれたのは不思議です。
英国のこの時代は、ネオンとかバーティゴとかカリスマとかハーベストとか…レーベルごとに個性があり、それなりにカタログが明らかになっています。対する米国はとにかく一発サイケのバンドが多く、手当たり次第に聴き続けるしかありません。中には、ううむと首を傾げるものも少なくありません。フリジッド・ピンクは、わたしの知る限り4枚出しています。同郷のフロストと同じようなキャリア。でもこれはサイケでは長寿命のほうなんですよ。長く味わい続ける魅力があると思います。2024.04.01