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盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
冒頭の「ザ・ゲットー」の敬虔な響きは感動ものです。ブルーズ・ブレイカーズで出会ったとは思えないブルーズ臭抜きの、密度の濃い音像を提供する二人組(セッション音楽家をベース、キーボードに起用)。他サイトのレビュー欄を見ると、名作である、という人と、だるくてかなわん、という人にはっきり分かれるのが面白いです。AORのはしり、という評も判らんでもありません。でもそれは大人にしか判らんぜ、の意味であって、ムード音楽という意味ではけっしてありません。マイケル・フランクスがスタン・ゲッツに出会った、と言いますか。ファズ・ベースが突然迫ってくるところもあって、はっとさせます。
ジョン・マークのギターも高難度ですし、ましてジョニー・アーモンドのサックスが素晴らしいです。ジャズのインタープレイよりずっと冷ややかに、トミー・アイアーのピアノとパッセージを交換しています。彼らは長い曲のインストを飽きさせずに引っ張っていくのが得意で、耳がぎゅいっと吸い寄せられるんです。70年代の英国ロック・シーンの幼さをあざ笑っている気もするんですよ。もうひとつ書いておきたいのは、性的メタファーを散らしていることです。
ドラムズを叩く人はいません。パーカッションが多彩なのでそれは気になりません。気に入ると一日中回してしまいたくなります。2023.05.11