カケハシ・レコード

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UNREST

HENRY COW

評価:52件のレビュー

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ESD80492(ESD) 【91年発売CD】

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カケレコ・レビュー

アヴァン・プログレ/チェンバー・ロックの先駆的グループ、バスーン奏者リンゼイ・クーパー加入後の74年2nd

74年作2nd。GEOFF LEIGHに代わり、バスーン/オーボエ奏者のLINDSAY COOPERが加入。管楽器がフューチャーされ、より室内楽的なアンサンブルへの比重が高まった印象。ユーモラスな雰囲気も前作には無い本作の特徴です。ただ、緩さは皆無で、変拍子を巧みに用いた構成とフリーキーな演奏により、終始緊張感が保たれています。もう形容する言葉が無い圧倒的なエネルギーを放つ「RUINS」は全プログレ・ファン必聴の名曲。チェンバー・ロックの金字塔的傑作。

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レビュー一覧

評価:5聴くたびに新たな発見がある名盤(6 拍手)

レビュアー:purebluesさん レビューをすべて見る

イギリスのアヴァンギャルドなバンドによる2nd。
本作よりバスーン、オーボエ奏者のリンゼイ・クーパーが加入、1stよりもさらに複雑さを加えた独特のジャズロックを展開している。

特に旧B面は全編即興演奏。全く何も準備せずにスタジオ入りしたらしい。本当にセンスのみの一発勝負。その緊張感たるやただ事ではない、、、はすなのだが、
やはりそこはかとなくカンタベリー系特有のユーモアを感じる。本物のアーティストが作った音楽とはこういうものなのだ。
中でも名曲と言われる「Ruins」は傑出している。聴くたびに新たな発見を見出すことができる名演であり、名盤である。

ナイスレビューですね!

評価:5アンレスト、才人達の濃厚な叙情(2 拍手)

レビュアー:あーちゃんさん レビューをすべて見る

70年代アヴァンギャルドの極北、ヘンリー・カウ。
初期衝動が音の未踏荒野まで拓いてしまった前作レッグ・エンドと、修験道さながらのストイシズムが空気を締め上げる次作イン・プレイス・オブ・ラーニングを挟む本作は、フレッド・フリスの魔曲が屹立しつつも核心は叙情、しかも最深部の音像化と確信する。
安息〔レスト〕なき内面には、喪失感と逃避願望と再生への切望が交互に波状で迫る。終曲ディルージュ、悲壮な和音を鎮めて濃い西日の如く歌うジョン・グリーヴス。何の氾濫なのか答えは一つではない。
形式以前に音楽で何を伝え切るかを真摯に追求した当時の若き才人達の心映えに、思わず涙腺まで緩んでしまう名盤。

ナイスレビューですね!

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