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SKIP BIFFERTYの残党が結成したブリティッシュ・ロック・グループ。DECCAから70年にリリースされた唯一作。1曲目から泣かせてくれますねぇ〜。バンド全体でグッとタメた後に、メロディアスかつスリリングなギター・フレーズを合図にバンド全体がソリッドに畳み掛ける展開がドラマティック!ツイン・ギターが絶妙にタメの効いたブルージー&メロウなフレーズを応酬し、英国的な叙情性に満ちたピアノが絡み、霧に包まれたようななんとも雰囲気抜群なシャウト・ヴォーカルが荘厳なメロディを静かに歌い上げる。悦に入ったメンバー全員の顔が目に浮かぶようです。これは元祖様式美ですね。ほんっと素晴らしいです。他の曲もブリティッシュ・ロック/ハードならではの哀愁と叙情性に溢れた泣き泣きの佳曲揃い。グッと来るツボをこれでもかと押してれます。気持ちよすぎる名作。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
わたしは、彼らの母体となったスキップ・ビファーティを聴いていません。71年にリリースされたアークの今作は、サイケの残り香を大事にしながら、正統派ブリティッシュ・ハードに挑戦しています。カントリーとブルーズを中心にすえた音は、B級なんてものではなく、ハンブル・パイ、バッド・カンパニーに比肩できる英国情緒をたたえています。特徴は、バンド創立者ミック・ギャラガーのピアノ、オルガンにあります。この演奏が大変ドラマチックで、全体の印象をとても良くしています。
不思議なもので、盛り上げ方がルネサンスやカーブド・エアに似ているのです。ギターも歪んだヘビーなものから、アコースティックのカッティング、マンドリンに似たアルペジオまで器用に弾き分けています。6.Hello, Hello Monday なんて6分以上もある力作で両手に力が入ってしまいます。英国好きな人なら、すぐに好きになってしまうんじゃないでしょうか。
ディスコグラフィーを調べたら、ミック・ギャラガーは、ピーター・フランプトン、グレアム・エッジ、レイチェル・スイート、イアン・デューリーなど多彩な録音に参加していることがわかりました。ただ者ではなかったようです。