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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
「悪魔両陛下の御名により」というタイトルから、サタンは夫妻なのかという謎を今も抱えています。まあ、シャレでつけた題名なんでしょうけど…。「サージェント・ペパー」の二番煎じという言い方は彼らにとって酷です。じゃあ「オグデンス・ナット・ゴーン」はどうなんだ。「ミスター・ファンタジー」はどうなんだ、という話になります。そもそもサージェント・ペパーと「ペット・サウンズ」の関係から話を始めなければフェアではありません。で、わたしはストーンズのこのレコードのほうが、ずっと愛おしいです。
何がいいと言って、キース・リチャーズのアクースティック・ギター。キースのギターは、どうしてこんな大きな音が出るんでしょう。「シーズ・ア・レインボウ」のピアノも大好きです。「ランターン」「ゴンパー」「2000ライト・イヤーズ」とつながる流れにはくらくらしてきます。聞けばレコーディングなんてできる状態でなく、三人が拘置されたり、裁判係争中だったり、スタジオに現れたと思ったらパーティみたいに10人も女の子を連れてきたり、という話だったとか。そこをじっとスタジオで待っていたビル・ワイマンとチャーリー・ワッツが気の毒であります。
ストーンズが初めて悪魔を題材に選んだ。それだけで危なさ十分です。「アンダー・マイ・サム」から彼らは悪魔主義だったわけで、ちまたのポップ・バンドとは違うんです。2023.02.28