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1390円 (税込1529円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
72年にVertigoレーベルより発表された最終作。ブルージーな雰囲気は残しつつも、ゴツゴツしたヘヴィな演奏は後退し、ファンクな要素も取り入れた疾走感ある演奏が心地良い好作品。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
濃厚な英国らしさに唸ってしまうフリーダムのラスト作、72年。メンバーが若干入れ替わりましたが、ドラムズのボビー・ハリスン、ギターのロジャー・サウンダーズの二人のコア・メンバーは変わらずです。ただサウンダーズはこのアルバムでほとんどピアノ演奏家と化していて、それがまた堂に入ったものです。1 Together のカッティングの冒頭からバイオリンが入るところでまず驚きます。彼らが得意にしていたブルーズ・ハードの上に、ピアノや弦楽まで加わって、ルネサンスやカーヴド・エアのような風格を漂させているんです。
5 Direction はピアノが盛り上げる曲でバッド・カンパニー、ウイッシュボーン・アッシュがやりそうなダルなスロー・ブルーズ、途中からルネサンスを思い出す性急なアンサンブルになります。6 Going Down は御存じ「あの」曲で、ヘビーメタル。7 Dream の出だしは「レット・イット・ビー」かと思います。こちらのほうがいい曲ではないですか。さらに弦楽まで加わって彼らのビートルズ親派ぶりがわかります。8 Ladybird も締めくくりにふさわしい劇的なバラード。アルバム後半の完成度には言葉を失い聞き惚れるだけです。