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GENTLE GIANT
ジェントル・ジャイアント(以下GG)の6th。1975年作。
力作「In a Glass House」と最高傑作と言われる「Free Hand」の間に挟まれ、なかなか話題に上る機会のないアルバムだが、個人的には一番好きである。
後期GGはどれも傑作揃いだが、その中でも特にこのアルバムは複雑なのに妙にわかりやすい。1曲目などあんなに複雑なのについ口ずさんでいる(Hail!Hail!)。GGはどうも苦手、という方には入り口として強く勧めたい。
歌詞も「独裁者の盛衰」を皮肉を混じえながら聴かせるという、モンティ・パイソンにも通じる実に英国らしい内容。聴きやすさとひねくれ加減が見事に両立されている名盤である。