はじめまして、カケレコへようこそ! ログイン
情熱的なラテン・パーカッション、地を這うグルーヴ、そして官能的でエモーショナルなギター。このデビュー作の1曲目から既に、「ラテン・ロック」のスタイルが完成していて流石としか言いようがありません。
ハモンドの名手Mike Finnigan在籍グループ。冒頭のソウルフルな「Like A Rolling Stone」が素晴らしくって、テンポを落としてエネルギッシュ且つ劇的に聴かせるアレンジ、叙情を帯びたソウルvo、そしてMikeのハモンドが聴きモノのナイスカバー!
HERON好きなら是非。12弦の煌びやかな音色も織り込んだ瑞々しいアコースティック・アンサンブルと淡く美しいvo&コーラスによる、純朴で心温まるブリティッシュ・フォーク。絶えず木漏れ日が降り注ぐような柔らかい質感のこのサウンド、あまりに心地よいです。
ブルースが起点ながらも、アシッド・フォーク、ニッチ・ポップなどあちこち寄り道した挙げ句、ゴールは一体どこだったっけ?といった具合の、行方知れずでカテゴライズ不能なサウンド。喉から絞り出される情けなくも愛らしい歌声、素っ頓狂なサウンド・メイキング。中毒性高し。