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オーストラリア出身で渡英したRoss Stagg(Vo、G)を中心に、元QUATERMASSのドラマーMick Underwood等で結成されたブリティッシュ・グラム/ハード・ロック・バンド。EMIハーヴェストから76年にリリースされたデビュー作。写真家Mick Rockによるジャケット、リリース当時の『貴婦人たちの午后』という邦題がイメージできる通りの背徳感たっぷりのサウンドが持ち味。オープニングの代表曲「School Girl Funk」からキレッキレで、ストレートに突っ走るパワフル&タイトなリズム、ファンキーにうねるクラヴィネット、パンキッシュに切れ込むエレキ・ギター、そして、Ross Staggによる現実逃避的でセクシャルなヴォーカルと歌詞世界。モダン・ポップの捻くれ、グラムのギラギラさ、ハード・ロックのエッジ、パンクの剥き出しのエネルギーなどがぶつかりあった痺れるサウンドが印象的です。その他の曲も尖りまくった佳曲ぞろい。これは快作です。プロデュースは、ロジャー・クローヴァー。
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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
単なるハードロックとカテゴライズしてしまうと、こぼれ落ちるものが多すぎるストラップスです。いかがわしさと淫靡さがプンプンする世界は独自で、歯切れの良いサウンドと裏腹に、何処かいけない所に迷い込んでしまったような感覚になります。改めて彼らのファースト作を聴いていると、スパークス、コックニー・レベルの強い影響下にあったことが判ります。シンプルなリズムに見せかけて、ミック・アンダーウッドのドラミングは非常にテクニカル。この土台の部分がしっかりしているので、奔放と言えるロス・スタッグのボーカル、ギターが引き立っています。
セカンド「シークレット・ダメージ」の重い音に人気が集中する彼らですが、半分ふざけながら異世界を提示するファースト作も魅力あります。
レビュアー:らざふぉーど博士さん レビューをすべて見る
国内盤CDは音圧が低くて聴きにくく、ポップなメロの輪郭がぼやけてしまってた。あらためて聴き直し、音質は向上して倒錯SMポップがギラギラ。
ジャケはミック・ロック、個人的にはHRな2nd よりも上かな?