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レビュアー:たすけさん レビューをすべて見る
まず、この1200円盤は音が良いです。おすすめです。好きな人にとっては血となり肉となっている伝説的デュオであり、知らない人は夫婦の人脈含めて全く知らないという存在ではないでしょうか。英国のカンタベリーに似ています。この人脈の音を好きになりはじめると全部欲しくなってくる、という意味で。入り口はいろいろで、ジョージ・ハリスンだったり、デイブ・メイスンだったり、クラプトンだったりしますけれど。
カール・レイドルやジム・ケルトナーの名前はご存知でしょう。彼らがオーバーグラウンドに浮上したのは、デラニー・アンド・ボニーが成功したから。二人のブラムレットが実に上手いのは、バックのやりたいようにやらせながら、最終的に自分たちの音にしてしまうところです。レオン・ラッセルのピアノが典型です。
映画「風と共に去りぬ」をどなたもご存知のはず。主人公がアイルランドの移民であり、アフリカ系アメリカ人と家族のように暮らし、北部を軽蔑している。この映画を見返して、なんとなく南部の気質がわかったような気がしました。ゴスペルもブルーズもアイリッシュ・トラッドも民俗音楽という枠組みでは親和性が高かったはずです。上等なシチューのように全てが溶け合ったところが、この作の魅力です。